故人の御魂を鎮め、子孫を永遠に守護し続ける
「守り神」としてお祀りします。

神式・神道（しんとう）式で執り行う葬祭です。これは日本古来の風習による葬儀で、仏教が伝来する飛鳥時代以前の日本人の死生観を読み解き江戸時代より再興されました。神道では死を「穢れ」と考えますが、これは「生」の力が消えた「気枯れ（ケガレ）」の状態であるという意味です。「死」は単に肉体的「生」が終了したのみで、御魂は生死の区別なく永遠に存在するものとされます。神葬祭では故人の御魂を鎮め、子孫を永遠に守護し続ける「守り神」としてお祀りいたします。

神葬祭は故人の生い立ち、生涯の経歴を読み上げ、私たちにとって当たり前の「祖先を敬う感謝の心」を表したシンプルな葬儀です。

本来、葬礼は特定の宗教とは関係なく、人の死を悼む儀礼です。神道は誰かが始めた創唱宗教ではなく、日本の風土から我々が感じ取った自然観・神観・霊魂観を体系化・言語化したものですから「宗教」というよりは「文化」と云えます。神道による葬祭を見つめ直す時期ではないでしょうか。

神社境内は清浄維持のため遺体・遺骨を持ち込むことができません。そのため神葬祭は葬儀場またはご自宅で執り行います。疑問がありましたらお気軽にお問い合せ下さい。できる限りお答えを致します。