二つの神社からなる桑名の総鎮守 桑名宗社(俗称:春日神社)

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2016.05.24神主ブログ

貝塚家と春日神社

こんばんは。宮司です。

当社の拝殿には貝塚家奉納の吊り雪洞が二つ吊り下げられております。

漆塗の枠に絹絵が貼られた貴重な一品ですが、現在は破損箇所が目立ってしまっております。

昨年から修繕に向けて準備をする中で、奉納者が明らかになりました。

雪洞内には貝塚佐助と記されております。

貝塚佐助氏は初代桑名市長の祖父であり、江戸末期の生まれとされています。桑名の名家貝塚家のルーツとなる人物です。

貝塚佐助氏は明治19年(1886)に約60歳でこの世を去ったとされることから、奉納から130年以上が経過していると推測されます。

初代桑名市長の貝塚栄之助氏は経営者としても有望で、様々な役職につく中で二男二女の子供に恵まれるが、男児2人は亡くなってしまい、後継を失ったため、京都大学教授の小川茂樹氏を婿養子として迎え、貝塚茂樹として貝塚家の後を継ぐことになります。

実はこの貝塚茂樹の実の弟が湯川秀樹氏であり、将来日本初のノーベル物理学賞を受賞することとなります。

現在、貝塚家の墓は桑名市清水町の浄土寺にあるが、子孫は東京大学名誉教授などを歴任し、都内に在住されています。

今回、拝殿に飾られる吊雪洞を京都へ修繕に出すことなりました。

綺麗になって帰って来るまで、皆様楽しみにお待ちください。