2016.01.15神主ブログ
刀 村正・正重が県指定文化財に指定されました
当社に奉納されておりました村正・正重それぞれ2口が三重県指定の有形文化財に登録されました。
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室町・戦国時代に桑名の刀匠である村正が制作した太刀です。桑名神社と中臣神社に1口ずつ奉納されており、四弁花繋文錦包糸巻太刀拵におさめられています。
村正は美濃国(岐阜県)の兼定・兼元、備前国(岡山県)の勝光・祐定らとともに、室町時代後期を代表する名工です。今回指定となる太刀は、三代目村正の作と言われています。
この太刀は戦国時代の桑名における刀工の存在を実証するとともに、伊勢国(三重県)における工芸技術の典型的なものであり、さらには2口の太刀が同時に制作・奉納されたという点で文化史的意味からも価値が高いものです。