二つの神社からなる桑名の総鎮守 桑名宗社(俗称:春日神社)

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新着情報

2020.02.04お知らせ

宝刀村正写し制作クラウドファンディングと特別公開のご案内

宝刀「村正」について

桑名宗社には三重県指定文化財の『太刀 村正』が2口所蔵されている。各々には「春日大明神」「三崎大明神」との新号が彫られており、天文12年(1543年)に村正自身が桑名神社と中臣神社に奉納を目的として制作されたものである。また確かな文献資料の乏しい村正にとって、本作2口は貴重な年紀作であり、しかも銘文には他には見られぬ「桑名郡益田庄」とあり、さらに奉納刀ならではの健全さと共に時代的特徴も顕著で、歴史的に極めて貴重である。
第二次大戦下において疎開させるために漆が塗布され、長らく地刃不明であったが、令和の御大典事業の一環として研ぎ上げられて地刃が鮮明となった。
刃文が表裏揃うなど村正ならではの作であり、さらに上半の焼き高めで帽子も一枚風となるなど、華やかで力強く、村正の一作風を示した見事な一口である。
単に歴史的資料価値のみならず、美術工芸品としても価値の高い、村正の代表作とも云える傑作である。


「宝刀 村正 写し」奉納プロジェクトについて

桑名宗社(春日神社)が所有する『太刀 村正』は三重県指定文化財に指定されることから、管理と展示には大幅な制限がかかります。そこで忠実な「写し」を制作し、神社の施設内での常設展示を行うことで、村正にまつわる歴史や伝承を発信され、文化財の保護に繋がると信じています。全国的に著名で「村正」の代表作であり、宝刀と呼ぶに相応しい春日神社の刀剣を永久に守り続けてゆくためのプロジェクトです。「宝刀村正写し」の作刀に際し、各種行事を進めてまいります。

クラウドファンディングプロジェクト概要

プロジェクト名:桑名総鎮守 桑名宗社(春日神社)への「宝刀村正写し」奉納プロジェクト

支援募集期間:2020年2月7日(金)19時 ~ 3月22日(日)
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/226472

目標金額:4,000,000円

※既に目標金額は達成しましたが、展示施設の整備には多額の費用がかかります。皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

リターン一例(返礼品)

  • 【宝刀村正太刀写し 影打ち】コース 3,000,000円 限定1名
    影打ち1振り+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式参加券+宝刀村正写し手持ち鑑賞券
  • 【短刀村正写し(宝刀村正写し余鋼製)】コース 1,000,000円 限定3名
    短刀村正写し+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式参加券+宝刀村正写し手持ち鑑賞券
  • 【小刀 研白鞘入】コース 300,000円 限定10名
    小刀(宝刀村正写し余鋼製)+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式参加券+宝刀村正写し手持ち鑑賞券
  • 【宝刀村正 原寸なかご型文鎮】コース 100,000円 限定10名
    原寸なかご型文鎮(宝刀村正写し余鋼製)+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式参加券+宝刀村正写し手持ち鑑賞券
  • 【 限定「村正」ご朱印帖】コース 15,000円
    ご朱印帖+ご朱印帖袋+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式招待券
  • 【宝刀村正 図録】コース 10,000円
    図録+宝刀村正押し型+宝刀村正写し鍛錬打ち始め式招待券
  • 【宝刀村正 ペーパーナイフ 2本】コース  7,000円
    宝刀村正の形を模したミニペーパーナイフ+ミニチュア刀掛け台+特製クリアファイル3枚セット+宝刀村正ポストカード6枚セット
  • 【特製クリアファイル3枚組】コース  3,000円
    特製クリアファイル3枚セット+宝刀村正ポストカード6枚セット
  • 【宝刀村正 ポストカード】コース  1,000円
    宝刀村正ポストカード1枚

宝刀村正 特別公開

展示品宝刀村正 2振 宝刀正重 2振 短刀村正 2振
本多家笹穂槍・本多家脇差 
開催期間令和2年3月28日(土)~4月4日(土)まで
開催時間9時~16時30分 まで
入場料無料

※九華公園のさくらまつりの時期と重なることから、周辺道路の渋滞が予想されます。できる限り公共交通機関をご利用ください。なお境内駐車場はご祈祷の方を最優先でご案内しております。
※新型コロナウイルスによる各種行事の開催判断は三重県の定める「新型コロナウイルス感染症に係る県主催のイベントの開催基準」を基準に進めてまいります。粛々と行事が執り行われるよう、マスクや消毒液を準備し、感染防止対策の徹底に努めてまいります。


宝刀村正写し鍛錬打ち始め式

上畠宗泰刀匠ら若手刀匠による鍛錬打ち始め式が以下の日程で境内で行われます。
クラウドファンディングで1万円以上のご協力を頂きました方は、刀匠指導の下、小槌を持って熱せられた鋼を打つ体験ができます。ご自身が打った鋼より宝刀村正写しが作刀され、神社に奉納されます。
100年、200年と永久に残るご神宝を一緒に作りましょう。

開催日時令和2年3月29日(日) 午前9時~午後5時
参加者最大300名
参加資格「宝刀村正写し奉納プロジェクト」への支援者
キャンプファイヤー https://camp-fire.jp/projects/view/226472
服装自由
準備物マスク

当日の流れ

  1. 鍛錬打ち始め式参加者へ届くキャンプファイヤーのメッセージに記される部会(午前・午後)を確認ください。
  2. 指定時刻内に参加受付へ進み、整理券を受け取ってください。
    午前の部 受付開始 8時30分 ~ 11時30分まで
    午後の部 受付開始 12時30分 ~ 16時まで
  3. 指定場所へ進み、指定番号順に向鎚を打つ練習を行ってください。
  4. 刀匠や係りの指示に従い、実践を行います。

※鍛錬式の参加券をお持ちの方は、午前の部・午後の部の2部構成でご案内致します。どちらへの参加希望などは受け付けておりません。(振り分けは定員に達した時点で行います。)
※受付などで長時間待つ可能性がありますので、ご注意ください。
※受付後に展示見学を頂いても構いません。実践の際、受け取った指定番号に遅れた際は、飛ばさせていただき、到着次第優先して案内致します。


宝刀村正修繕についてのテレビ放送

3月6日(金)19時56分 ~ 20時39分
地上波 NHK総合・東海北陸地方
タイトル 「漆黒の村正‐よみがえる名刀‐」

御大典記念事業による宝刀村正の修繕に関して、NHKの密着取材を受けていました。漆の塗られた村正が、よみがえる姿をご覧ください。放送エリアは東海地方と北陸地方(愛知・岐阜・三重・静岡・富山・石川・福井)の予定ですが変更の可能性もあります。